成人 > ケーススタディ
No. 452013. 11. 12

東京女子医科大学 感染症科

藤田崇宏

(今号は3週連続で配信しました。1号目 2号目)  血液培養からグラム陽性桿菌が検出された場合に最も多く遭遇するのは、Corynebacteirum 属、Bacillus 属、Propionibacterium 属といった皮膚の常在菌であろう。これらは血液培養のコンタミネーション…続きを読む

成人 > ケーススタディ
No. 452013. 11. 04

東京女子医科大学 感染症科

藤田崇宏

(今号は3週連続で配信しています。1号目)  92歳という超高齢者における意識障害のケースである。  高齢者が救急外来を受診する主訴の中で、意識障害は多くを占めている。「いつもと違って何かが変だ」「寝てばっかりで起きてこない」、あるいは独居の高齢者の場合、今回の症例のように「気が…続きを読む

成人 > ケーススタディ
No. 452013. 10. 17

東京女子医科大学 感染症科

藤田崇宏

(今号は3週連続で配信します。) ※本症例は、実際の症例をもとにしていますが、プライバシー保護のため病歴を一部改変しています。 現病歴   ADLは自立し独居している92歳の女性が、救急外来を受診した。  受診前日に親族が電話をかけたところ電話に出なかったため、心配した親族が自宅…続きを読む

成人 > ケーススタディ
No. 442013. 09. 10

山口宇部医療センター 呼吸器内科

大藤 貴

帝京大学ちば総合医療センター 血液リウマチ内科

萩野 昇

(今号は3週連続で配信しました。1号目 2号目) 肺結核ハイリスク群では胸部X線撮影・喀痰抗酸菌検査をより積極的に行なう  前述のように、身体所見・画像所見ともに、典型例がある一方で多数の非典型例が存在する。このように、肺結核はとらえどころのない疾患であり、難しく考えすぎないこと…続きを読む

成人 > ケーススタディ
No. 442013. 09. 01

山口宇部医療センター 呼吸器内科

大藤 貴

帝京大学ちば総合医療センター 血液リウマチ内科

萩野 昇

(今号は3週連続で配信しています。1号目) (幕間劇) 指導医ぶぅちん(以下「ぶぅちん」) 「感涙」 研修医しまむら(以下「しまむら」) 「どうしたんですか、ぶぅちんセンセ!」 ぶぅちん 「感無量」 しまむら 「……まさか再登場できるとは思ってませんでしたもんね、センセ」 ぶぅち…続きを読む

成人 > ケーススタディ
No. 442013. 08. 24

山口宇部医療センター 呼吸器内科

大藤 貴

帝京大学ちば総合医療センター 血液リウマチ内科

萩野 昇

(今号は3週連続で配信します。)  肺結核の診断は難しい。結核病棟で勤務していると様々な症例が紹介されてくる。いわゆる「後医」として診断がついてから治療をすることが多いが、自分が「前医」であっても悩ましいだろうケースは多数存在する。  結核病棟で経験する事例から、肺結核をより的確…続きを読む

成人 > レビュー
No. 432013. 07. 25

関東労災病院

内田裕之、岡秀昭

(今号は3週連続で配信しました。1号目 2号目)  最終回はアミノグリコシド系抗菌薬と、抗真菌薬ボリコナゾールについて概論していく。 アミノグリコシド(Aminoglycosides;AGs) 1.投与法  AGsの投与法には、複数回分割投与法(multiple daily do…続きを読む

成人 > レビュー
No. 432013. 07. 19

関東労災病院

内田裕之、岡秀昭

(今号は3週連続で配信しています。1号目)  第2回と第3回ではTDMの必要な各薬剤について概論していく。今回はバンコマイシンを中心とした耐性グラム陽性菌用抗菌薬である。 バンコマイシン(Vancomycin;VCM)   2009年に米国で出されたTDMガイドラインでは、5日以…続きを読む

成人 > レビュー
No. 432013. 07. 12

関東労災病院

内田裕之、岡秀昭

(今号は3週連続で配信します。) TDMとは?   TDM(therapeutic drug monitoring)は、血中薬物濃度を測定して投与量を至適化していくclinical assessment skillの一つである。対象となる薬剤は、 有効域と中毒域が近いか重複してい…続きを読む

発熱、悪寒を訴えERを受診した30歳代女性(3/3)
成人 > ケーススタディ
No. 422013. 05. 30

京都市立病院感染症内科

土戸康弘、山本舜悟
発熱、悪寒を訴えERを受診した30歳代女性(3/3)

(今号は3週連続で配信しました。 1号目 2号目) ※本症例は、実際の症例を参考に作成した架空のものです。 前回までのまとめ  一般的な発熱ワークアップに加えて、まずはマラリアの除外目的に、血液検査、血液培養2セット、尿定性沈渣・尿培養、胸部X線、インフルエンザ迅速検査、血液薄層…続きを読む