(4分割配信の4回目です。 1回目 2回目 3回目)前号に引き続き、ケースカンファレンスの内容をレポートします。 Case3 両肩が痛くて動けない患者さん (国保旭中央病院内科 清水さやか先生/岩渕千太郎先生) 肩痛は高齢の患者さんによく認められる症状だが、意外な展開となった。…続きを読む
(4分割配信の3回目です。 1回目 2回目)前号に引き続き、ケースカンファレンスの内容をレポートします。 Case 2 尿混濁と精液中の血液混入 (聖路加国際病院内科感染症科 吉田晴香先生/森信好先生) 大変活気あるカンファレンスとなった。 症例は30歳代のインド人男性。3週…続きを読む
(4分割配信の2回目です。 1回目) では今回より、ケースカンファレンスの内容に入ります。 Case1 担がん患者に発生した原因不明の好酸球上昇 (静岡県立静岡がんセンター感染症科 岸田直樹先生/大曲貴夫先生) まず最初のケースでは、Tierney先生と青木眞先生も討論に参加さ…続きを読む
(4分割配信の1回目です) 今回のケースカンファレンスでは、症例検討に先立って、第二回IDATEN teacher’s awardの贈呈式典と記念講演が行われました。受賞されたのは、皆さんよくご存じの『レジデントのための感染症診療マニュアル』(医学書院)の著者である、青木眞先生…続きを読む
(3分割配信の3回目です 1回目 2回目) 細菌感染症による多発関節炎(続) 化膿性関節炎の治療 関節液の塗抹・グラム染色の結果を参考にして抗菌薬を選択する。ただし、関節液のグラム染色が陽性になるのは化膿性関節炎全体の約50%に過ぎない。上述のように化膿性関節炎を疑う臨床証拠が…続きを読む
(3分割配信の2回目です 1回目) ウィルス感染症による多発関節炎(続) 前号に引き続き、ウィルス感染症による多発関節炎(HIV, HTLV-1)について述べる Parvovirus B19 小児ではりんご病(fifth disease)が有名だが、成人においては急性の関節リウ…続きを読む
(3分割配信の1回目です) 発熱とともに関節痛を訴えて外来を受診する患者は多い。腫脹・熱感・痛みなど、一見して明らかな関節の炎症所見を伴う場合もあれば、システムレビューによってはじめて明らかになる関節炎もある。 関節痛への一般的アプローチ 「関節が痛い」とき、その疼痛が臨床的…続きを読む
(4分割配信の4回目です。 1回目 2回目 3回目) それでは今回は症例検討の様子をご報告します。症例検討ではサクラ精機の青木眞先生をコメンテータにお迎えし、旭中央病院の中村先生、都立駒込病院の柳沢先生、聖路加国際病院の森先生からそれぞれ症例を呈示していただきました。 症例1 …続きを読む
(4分割配信の3回目です。 1回目 2回目) それでは今回は、自治医大笹原鉄平先生のご講演「日常診療に紛れ込む性感染症~研ぎ澄ます内科医の眼~」のレポートをお届けします。 まず、「感染のための3つの要因」として以下の3つを挙げられました. 感染者との接触頻度 病原体の感染効率…続きを読む
(4分割配信の2回目です。 1回目) それでは今回は、神戸大学岩田健太郎先生の「内科医の診療に必要なSTIの知識とスキル」についてレポートします。岩田先生は、まず冒頭に「STIへの心の壁はむしろ医療者側にあることが多い」と指摘されたうえで、施設内のコンセンサス作り(例えば内科医…続きを読む