成人 > ケーススタディ
No. 442013. 09. 10

山口宇部医療センター 呼吸器内科

大藤 貴

帝京大学ちば総合医療センター 血液リウマチ内科

萩野 昇

(今号は3週連続で配信しました。1号目 2号目) 肺結核ハイリスク群では胸部X線撮影・喀痰抗酸菌検査をより積極的に行なう  前述のように、身体所見・画像所見ともに、典型例がある一方で多数の非典型例が存在する。このように、肺結核はとらえどころのない疾患であり、難しく考えすぎないこと…続きを読む

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No. 442013. 09. 01

山口宇部医療センター 呼吸器内科

大藤 貴

帝京大学ちば総合医療センター 血液リウマチ内科

萩野 昇

(今号は3週連続で配信しています。1号目) (幕間劇) 指導医ぶぅちん(以下「ぶぅちん」) 「感涙」 研修医しまむら(以下「しまむら」) 「どうしたんですか、ぶぅちんセンセ!」 ぶぅちん 「感無量」 しまむら 「……まさか再登場できるとは思ってませんでしたもんね、センセ」 ぶぅち…続きを読む

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No. 442013. 08. 24

山口宇部医療センター 呼吸器内科

大藤 貴

帝京大学ちば総合医療センター 血液リウマチ内科

萩野 昇

(今号は3週連続で配信します。)  肺結核の診断は難しい。結核病棟で勤務していると様々な症例が紹介されてくる。いわゆる「後医」として診断がついてから治療をすることが多いが、自分が「前医」であっても悩ましいだろうケースは多数存在する。  結核病棟で経験する事例から、肺結核をより的確…続きを読む

発熱、悪寒を訴えERを受診した30歳代女性(3/3)
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No. 422013. 05. 30

京都市立病院感染症内科

土戸康弘、山本舜悟
発熱、悪寒を訴えERを受診した30歳代女性(3/3)

(今号は3週連続で配信しました。 1号目 2号目) ※本症例は、実際の症例を参考に作成した架空のものです。 前回までのまとめ  一般的な発熱ワークアップに加えて、まずはマラリアの除外目的に、血液検査、血液培養2セット、尿定性沈渣・尿培養、胸部X線、インフルエンザ迅速検査、血液薄層…続きを読む

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No. 422013. 05. 21

京都市立病院感染症内科

土戸康弘、山本舜悟

(今号は3週連続で配信しています。 1号目) ※本症例は、実際の症例を参考に作成した架空のものです。 前回までのまとめ  海外渡航後の発熱患者の診療で必要な問診事項を表1に示す。ここから推定される潜伏期は、タンザニア:19~26日、ケニア:5~18日となる。 渡航先、期間、目的 …続きを読む

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No. 422013. 05. 14

京都市立病院感染症内科

土戸康弘、山本舜悟

(今号は3週連続で配信します。) ※本症例は、実際の症例を参考に作成した架空のものです。 症 例 30歳代女性 主 訴 発熱、悪寒 現病歴 20XX年Y月21日:夜に寒気を自覚した。もともと冷え症なので、シャワーを浴びて温かくして就寝した。 Y月22日:朝には立ち上がれないほど倦…続きを読む

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No. 402013. 03. 22

東海大学医学部総合内科

上田 晃弘

(今号は3週連続で配信しています。1回目 2回目)  今回の症例は、急性の少関節炎で受診した80歳代女性である。関節液からピロリン酸カルシウム(CPPD)が検出されたとの報告を検査室から受け、偽痛風と診断した。  実は外来でも担当医自身により、関節液のグラム染色が行なわれていた。…続きを読む

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No. 402013. 03. 14

東海大学医学部総合内科

上田 晃弘

(今号は3週連続で配信しています。1回目)  前回の症例をまとめると、急性に発症する少関節炎で受診した80歳代女性である。  ところで、担当医はKANSEN Journalの愛読者であり、No.11「発熱+関節炎へのアプローチ」[1]を覚えていた。それによると、急性の少関節炎の鑑…続きを読む

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No. 402013. 03. 07

東海大学医学部総合内科

上田 晃弘

(今号は3週連続で配信します。) 現病歴 受診1 週間前:自宅で草刈りをしていたところ、右手背にバラのとげが刺さったことを自覚したが、そのまま作業を続けていた。その後、手袋を取ったところ、少し出血が見られていたという。 受診5 日前:全身に筋肉痛を認めた。受診4 日前、右手が腫れ…続きを読む

寄生虫症の臨床――蠕虫感染を中心に(3/3)
成人 > レビュー
No. 382012. 11. 27

都立墨東病院感染症科

阪本直也

東京女子医科大学感染症科

相野田祐介
寄生虫症の臨床――蠕虫感染を中心に(3/3)

(今号は3週連続で配信しました。1号目 2号目)  今回は、症例に基づいて寄生虫診療の流れを追ってみたいと思います。なお、提示する症例は、実際のものを下敷きに加工・修正を施しています。 Case:虫体の排泄を主訴に来院した55歳男性  東京都在住で海外渡航歴はない55歳の男性が排…続きを読む