小児 > レビュー
No. 962022. 07. 15
  • あいち小児保健医療総合センター総合診療科
  • 小川 英輝

    はじめに 肺炎を診断したことがない、もしくはその患者の診療に携わったことがない医療者は、ほとんどいないだろう。日本では、年間およそ8~10万人が肺炎で死亡していると推計され、常に死因の上位に位置(死因の第4~5位で推移)している[1]。特に、高齢者医療に携わる方々にとって、肺炎は…続きを読む

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    No. 922021. 11. 08
  • 国立成育医療研究センター 小児内科系専門診療部感染症科
  • 船木 孝則

    本稿は執筆者個人の見解であり、所属機関やIDATENの見解ではないことにご留意ください。 はじめに 2019年12月の中華人民共和国湖北省武漢市を発端とする新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019;COVID-19)が世界的大流行(パンデミック)…続きを読む

    小児における血液培養検査
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    No. 872021. 02. 24
  • 国立国際医療研究センター AMR臨床リファレンスセンター
  • 日馬由貴
    小児における血液培養検査

    はじめに COVID-19のパンデミックで成人感染症分野が大変な状況になっている。一方、小児分野ではそれほど大きな問題になっていないのに加え、接触機会の減少や感染対策の普及によりむしろ感染症が激減し、なぜか尿路感染症までもが減少する事態となっている[1]。小児感染症医たちは皆、心…続きを読む

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    No. 672018. 12. 25
  • 神戸市立医療センター中央市民病院
  • 土井朝子

    今年も残すところ少なくなってきました。いよいよインフルエンザの季節がやってきたので、今回はインフルエンザをテーマにしたいと思います。ただし、ここで述べることは筆者個人の見解であり、IDATENの公式見解ではありません。 季節性インフルエンザとは 季節性インフルエンザは世界で毎年多…続きを読む

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    No. 592017. 03. 15

    あいち小児保健医療総合センター 総合診療科

    伊藤健太

    はじめに 感染症好きを公言してはばからない、KANSEN JOURNALの読者の皆様、お待たせしました。原発性免疫不全症 updateです。え、待ってない? 待ってないですか、原発性免疫不全症(primary immunodeficiency;PID)……。 PIDに関して、皆様…続きを読む

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    No. 542015. 04. 28

    奈良県立医科大学感染症センター

    笠原 敬

    本号は3分割してお届けします。第1回  第2回 だけじゃない、WHO 皆さんは「だけじゃない、テイ○ン」のコマーシャルを知ってるでしょうか? この会社は業界では在宅酸素が有名ですが、繊維業やIT事業など、手広く色々なことをやっているという意味なのだそうです。さて、この業界において…続きを読む

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    No. 542015. 04. 09

    奈良県立医科大学感染症センター

    笠原 敬

    本号は3分割してお届けします。第1回 患者ゾーンを定義する 手指衛生を「いつ」行えばよいのかをわかりやすく明確に説明するのは長い間困難でした。「一処置一手洗い」なる言葉もありましたが、実際に「一処置の始まりと終わり」を定義するのは難しく現実的ではありません。そんな中、2009年に…続きを読む

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    No. 542015. 03. 26

    奈良県立医科大学感染症センター

    笠原 敬

    本号は3分割してお届けします。 はじめに 昨今「リケジョ」なる「理系女子」という言葉がブームになりましたが、同様に「理系男子」も存在します。往々にして男子であれ女子であれ、「理系」の人は細かいことにこだわり、「こいつ、超めんどくせぇ!」と愛想を尽かされがちです[1]。筆者は自分が…続きを読む

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    No. 412013. 04. 23

    東京都立小児総合医療センター感染症科

    荘司貴代、堀越裕歩

    (今号は3週連続で配信しています。 1週目 2週目) 水痘の病態   水痘ウイルス(varicella-Zoster virus)はDNAウイルスで、ヒトの鼻咽腔・口腔粘膜より気道を経由し、咽頭のTリンパ球細胞に侵入して増殖します。十分に増殖するとウイルス血症(一次ウイルス血症)…続きを読む

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    No. 412013. 04. 16

    東京都立小児総合医療センター感染症科

    荘司貴代、堀越裕歩

    (今号は3週連続で配信しています。 1週目)  水痘は今も日本では小児の代表的な流行性疾患であり、院内の感染管理対策上、重要な感染症の一つです。空気感染するため、罹患者の陰圧個室での隔離が必要となります。水痘の感染制御を困難にしている理由としては、①発疹が出現して水痘を発症したと…続きを読む